2005年 03月 05日
無責任な妄想 |
砂漠。沙漠。
何にでも価値や効用を求める人間を、あざ笑うかのように
ものすごい量の砂を堆積させて居座り、
猛烈な風を吹かせては、砂塵でなお人々を翻弄し、
征服心を徹底的に萎えさせる存在。
もし、その砂を全て宇宙に運び出すことができたら、
などと無責任に考えてみる。
たぶん、だからといって周辺にすむ人々の暮らしが
楽になるわけではないだろう。
ただ、砂に飲まれていった数々の生活の跡が
明らかになるだろうとは思う。
そこには後世に受け継がれることなく
途絶えてしまった人々の技や知識、出来事が
発見されるかもしれない。
その埋もれた街には、それでも幸せに満ち溢れた瞬間はあっただろうか。
いよいよ砂に責められて街を捨てざるを得なくなったとき、
そこに暮らしていた人々はどのような思いでいたのだろうか。
砂嵐に、砂の波に、どのような感情を持っただろうか。
砂漠から、遠く離れたところに住んでいる自分、
砂とともに暮らしている人々のことに思いを馳せるわけでもなく、
ただ、埋もれた歴史のロマンだけに心を寄せている。
学者ではない。
だが、砂漠の砂を全て取り除かれた世界を
歩いてみたい、という妄想をやめられない自分。
残骸の街を見つけたとして、
そこに過去へのロマンを感じられたとして、
それが単なるささいな好奇心を埋めるだけの
ことになのだと思うと、
まさしく、これは褒めるところ1つない妄想なのだなぁ。
世界の淡水全てを海に流れ込ませなくしたとしたら…
温暖化で上昇した分の海水全てを宇宙に運び出せるとしたら…
南極の氷を全て溶かして、出てきた地表には何か
生活の跡は見い出せないだろうか…
何にでも価値や効用を求める人間を、あざ笑うかのように
ものすごい量の砂を堆積させて居座り、
猛烈な風を吹かせては、砂塵でなお人々を翻弄し、
征服心を徹底的に萎えさせる存在。
もし、その砂を全て宇宙に運び出すことができたら、
などと無責任に考えてみる。
たぶん、だからといって周辺にすむ人々の暮らしが
楽になるわけではないだろう。
ただ、砂に飲まれていった数々の生活の跡が
明らかになるだろうとは思う。
そこには後世に受け継がれることなく
途絶えてしまった人々の技や知識、出来事が
発見されるかもしれない。
その埋もれた街には、それでも幸せに満ち溢れた瞬間はあっただろうか。
いよいよ砂に責められて街を捨てざるを得なくなったとき、
そこに暮らしていた人々はどのような思いでいたのだろうか。
砂嵐に、砂の波に、どのような感情を持っただろうか。
砂漠から、遠く離れたところに住んでいる自分、
砂とともに暮らしている人々のことに思いを馳せるわけでもなく、
ただ、埋もれた歴史のロマンだけに心を寄せている。
学者ではない。
だが、砂漠の砂を全て取り除かれた世界を
歩いてみたい、という妄想をやめられない自分。
残骸の街を見つけたとして、
そこに過去へのロマンを感じられたとして、
それが単なるささいな好奇心を埋めるだけの
ことになのだと思うと、
まさしく、これは褒めるところ1つない妄想なのだなぁ。
世界の淡水全てを海に流れ込ませなくしたとしたら…
温暖化で上昇した分の海水全てを宇宙に運び出せるとしたら…
南極の氷を全て溶かして、出てきた地表には何か
生活の跡は見い出せないだろうか…
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by nna68000ex2
| 2005-03-05 22:07
| 生活